挙式や披露宴をせず、写真撮影だけで結婚の記念を残すフォトウェディングを選ぶカップルが増えています。費用を抑えられることや準備の手間が少ないことが主な理由です。一方で「フォトウェディングのみにして後悔した」という声があるのも事実です。どのような点で後悔しやすいのか、そして、後悔しないための準備を解説します。
フォトウェディングのみにすると後悔しやすい?
フォトウェディングは手軽で費用を抑えやすい反面、結婚式にしかない体験や機会がなくなるため、あとから「あのとき〇〇しておけばよかった」と感じるケースがあります。どのような場面で後悔が生まれやすいのか、代表的なポイントを見ていきましょう。
親や家族に晴れ姿を直接見せられなかった
フォトウェディングで後悔する理由としてもっとも多く挙げられるのが、両親や家族に晴れ姿を直接見せられなかったという点です。ウェディングドレスや和装姿は、多くの人にとって人生で一度きりの特別な姿です。
あとから写真を見せた際に「直接見たかった」と親にいわれ、結婚式を挙げておけばよかったと感じるカップルは少なくありません。また、両親がフォトウェディングに賛成してくれていても、本音では晴れ姿を間近で見たかったと思っていることもあります。こうした気持ちのすれ違いが、後悔の一因となります。
挙式ならではの体験ができなかった
バージンロードを父親と歩く、母親にベールダウンをしてもらう、誓いのキス、指輪の交換といった挙式ならではのセレモニーは、結婚式の場でしか体験できないと思われがちです。フォトウェディングのみを選んだあと「チャペルでの挙式への憧れを捨てきれない」「結婚したというけじめや実感が薄い」と感じるカップルもいます。
なお、チャペル風のスタジオや実際の式場でのフォトウェディングプランを選べば、挙式シーンに近い写真を残すことは可能です。ただし、本物の挙式とは体験の質が異なるため、こだわりの強い人は事前によく検討する必要があります。
友人や親戚に直接お祝いしてもらう機会がなかった
結婚式は、お世話になった友人や親戚が一堂に会して祝福してくれる特別な場です。フォトウェディングのみの場合、そうした機会が生まれないため「大切な人たちに直接お祝いしてもらいたかった」「感謝の気持ちを伝えられなかった」と、あとから感じるケースがあります。友人の結婚式に参加するたびに、自分たちがフォトウェディングを選んだことへのモヤモヤを感じるという声も見られます。
9割以上が後悔しないと答える理由
マイナビウエディングが実施した調査によると、ウェディングフォトに「満足」「おおむね満足」と回答した人は全体の90.3%にのぼりました。後悔する声がある一方で、多くのカップルが満足できているのには理由があります。フォトウェディングならではのメリットを整理しておきましょう。
費用を大きく抑えられる
結婚式や披露宴を挙げる場合、費用は小規模でも50万円程度から、規模によっては300万円以上になることもあります。一方、フォトウェディングは数万円からのプランも多く、費用の差は大きいといえます。抑えた費用を新婚旅行や新生活の準備に充てられる点は、多くのカップルにとって大きな魅力です。
二人らしい写真を自由に残せる
フォトウェディングは、衣装・撮影場所・雰囲気など、二人の希望を反映しやすいのが特長です。ロケーション撮影でお気に入りの場所を選んだり、撮り直しをしながらベストショットを狙ったりできます。「自分たちらしい写真が残せた」という満足感が、後悔しなかった最大の理由として挙げられています。また、準備の負担が少ないため、忙しいカップルや授かり婚のカップルにも選ばれやすいスタイルです。
後悔を防ぐために決めておきたいこと
フォトウェディングのみで後悔した理由の多くは、事前の確認不足や思い込みによるものです。決める前にいくつかのポイントを押さえておくことで、後悔するのリスクをぐっと減らせます。
家族を招待するプランを選ぶ
フォトウェディングは二人だけで行うものというイメージが強いですが、両親や家族を招待できるプランを用意しているスタジオも増えています。撮影に家族を呼ぶことで、晴れ姿を直接見せながら一緒に写真を残せます。ベールダウンやバージンロードを歩くシーンも、家族参加のプランなら撮影できる場合があります。どの範囲まで招待できるかは、予約前にスタジオに確認しておくことが大切です。
食事会をセットにして感謝を伝える
撮影のあとに両家の家族や親しい友人との少人数食事会を設けることで、結婚のけじめと感謝の気持ちを直接伝える場を作れます。衣装を着たまま会食できるプランを用意しているスタジオもあり、披露宴に近い雰囲気を演出できます。
大規模な披露宴ほどの準備は不要で、費用も抑えながら大切な人たちとの特別な時間を過ごせるのが魅力です。フォトウェディングだけでは物足りなさを感じそうな場合は、このフォト婚+食事会という形がとくに有効です。
スタジオ選びと打ち合わせの注意点
フォトウェディングのトラブルの多くは、事前確認が不充分なことで起こります。低価格のプランを選んだにもかかわらず、写真データや小物が別料金となり最終的な費用が大幅に増えたというケースもあります。また、ヘアメイクの仕上がりがイメージと大きく異なったという声も多く見られます。
スタジオを選ぶ際は、衣装のラインナップ・料金体系・持ち込みの可否・カメラマンの作風などを事前に確認しましょう。ヘアメイクはリハーサルを実施しているスタジオを選ぶか、参考画像を用意してイメージを共有することで、当日の仕上がりに関する後悔を大きく減らせます。
まとめ
フォトウェディングのみを選んだカップルの9割以上が後悔していないというデータがある一方で、親への晴れ姿の見せ方や挙式体験への未練、スタジオとのトラブルなど、後悔につながりやすいポイントがあることも事実です。費用や準備の手軽さというメリットを活かしつつ後悔を防ぐには、家族参加プランや食事会の活用、スタジオとの丁寧な事前確認がカギとなります。とくに親の気持ちや自分たちが結婚のけじめをどう感じたいかについては、パートナーと話し合ったうえで決めることが大切です。フォトウェディングはカップルの数だけ形があります。あとから「こうしておけばよかった」とならないよう、選択の前にしっかりと情報を集めておきましょう。
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